アルブチンとは
美白成分と聞くと、アルブチンを思い出す人も多いのではないでしょうか?
20年以上前に資生堂が開発し、既に特許が切れていますので、いろんなメーカーからアルブチン配合の化粧品が発売されています。
一般的に「アルブチン」と呼ばれているのは、正確にはβ-アルブチンといいます。
アルブチンというのは、コケモモや梨、ウワウルシなどの植物にも含まれている成分で、ハイドロキノンの誘導体です。
ハイドロキノンはとても強い美白作用がありますが、副作用もあるため、日本では化粧品に配合されるようになったのは2001年の規制緩和後のことです。
そのハイドロキノンをまねて開発したのが、ハイドロキノン誘導体のアルブチンです。
近年江崎グリコがスイスのペンタファーム社と共同で開発した、α-アルブチンもあります。
このα-アルブチンは、β-アルブチンにくらべチロシナーゼを阻害する力は、10倍以上ということで注目される成分です。
メラニン色素は、メラノサイトで、チロシナーゼが細胞の中にあるチロシン(アミノ酸)を元にメラニン色素を作ります。
αアルブチン・βアルブチンは、チロシナーゼに結合することでチロシナーゼがメラニンを生成するのを防ぎます。
ココがポイント!
- α-アルブチンは、江崎グリコ、β-アルブチンは資生堂が開発
- アルブチンはハイドロキノンの誘導体
- チロシンの代わりにチロシナーゼと結合。メラニンが生成されるのを防ぐ
- メラニンの生成を抑えるので「予防美白」
美白研究所 おすすめ α-アルブチン配合化粧品
チューンメーカーズ TUNEMAKERS α-アルブチン
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DHC薬用エイジアホワイト エッセンス
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